【人生相談】友情結婚を考えています。夫婦の価値観のすり合わせはどのようにしましたか?また、パートナーを可愛いと感じるのはいつですか?
こんにちは!れのれのです! 人生相談を受け付けているエッセイ漫画家です。
相談内容
はじめまして。初めてシムさんとの漫画を読んでからずっとファンです。
れのさんにお聞きしたいなと思っていたことを、この度勇気を出して相談させていただきます。
私はノンセクシュアルの24歳です。
※「性的な惹かれを感じないが恋愛感情を持つ人」wiki調べ
友情結婚(専用のサービスを利用)を考えています。
※「性愛無しのパートナー探しができるサービス」ネット調べ
お互いに恋愛感情(恋に落ちた時の盲目的な興奮状態のことを指します)を持たず、冷静に信頼と感謝の気持ちを抱き続け、助け合うパートナーがどうしても欲しいからです。
れのさんとシムさんの生活はお二人がとても幸せそうなところが、本当に可愛くて、憧れで、大好きです。
夫婦の形はそれぞれだと思うので、そのまま真似したいというわけではないのですが、お二人が満足して幸せそうなのが理想なのです。
そんな生活をしたいとイメージしているのですが、紹介していただいた相手にどうやってそのイメージを共有し、相手のイメージを聞き取り入れるかがわからなくて困っています。
れのさんとシムさんの生活は、自然な流れでそうなったものから、いろいろな文化の持ち込みや話し合いなどで決まっていったこともあるかと思いますが、どのようにしてすり合わせていったのでしょうか?
日々の生活のリアルなところから、外出時は腕を組む!ということまで、2人の空気はどうやってできあがっていったのかが気になります…!
それから、このような活動をしていて気になるのですが、通話していた頃や結婚を決めて遠距離でデートしていた頃から、シムさんのことをかわいい!
と感じることがありましたか?それとも、一緒に暮らして愛情が溢れてからなのでしょうか。
聞きたいことがたくさんあるのですが、今回はこのふたつがとても気になります。
お答えいただけるとすごく嬉しいです。
【相談】友情結婚を考えています。夫婦の価値観のすり合わせはどのようにしましたか?また、パートナーを可愛いと感じるのはいつですか?
結論
はい、まずめちゃくちゃ文章が簡潔で、必要な情報が全て揃っていて、ありがたかったです。とても答えやすいですね!
一つ目の内容は「どのようにすり合わせていったのか」ですが、一冊目の単行本に載っていること以外は、暮らし始めてからですね。当時は遠距離で、ほとんど会えていませんし、お互いを知るには暮らす以外にないと思ったので、同棲しました。
お互い新しい事が好きなので、自分の持っている価値観に固めてしまうよりも、知らない価値観を知る方が楽しいし、押し付け合うという事がないのが私とシムちゃんの一番の強味だと思います。
「とりあえずやってみて、ダメそうなら変えようぜ!」の精神です。
何かを否定する場合は、必ずその根拠となる情報や経験を提示しなければ誰だって納得しないですよね。
ただそれを日常で徹底しているだけです。
暮らす前に、唯一、最初に話し合ったことは、私が、「トイレを立ってするなら、汚す確率が圧倒的に高いのは男性だからトイレ掃除だけは自分でしてください」と旦那に言って、「座ってするからトイレ掃除もお願いします」という決定をしたくらいですね。
腕を組むのは、私が昔から腕を組むのが好きというのもありますが、テスト中にテスト用紙が破れるレベルで手汗が酷くて、すぐびしゃびしゃになるので手を繋げないからです。
腕を組むという行為自体を旦那が恥ずかしがったり、嫌がれば定着しなかったと思いますが、特にそういうことはなかったので、結婚前からそのまま続いているといった感じです。単純にくっつきたいという双方の気持ちが合致しているからしているだけですね。
もう一つの「いつシムちゃんを可愛いと感じることがあったか」という点ですが、まず初めて会った時に、森林公園を散歩したり、兼六園を観光したりした時に、子供のようにはしゃいでいる姿を見て「あ、このノリでいい相手なんだ」って思ったのが最初です。
わーい!楽しい~!っていうのを全く隠さず、全力ではしゃぐなんて、心を許した相手にしかできない事だと思いますし、実際、シムちゃんは私以外と話している時は常に肩ひじ張ってるなって思います。
シムちゃんと共に過ごせば過ごすほど、私にしか甘えないってわかったり、本気で私を信頼しているというのを感じて、可愛さは募っていくばかりです。
可愛いと感じるのは、ただ可愛いからという意味ではなくて、特別感だと思います。
私が実際、感じているのは可愛いからではなく、「私だけにしか見せない行動、言葉、表情」だから可愛いと感じているんだと思います。
これは猫でも同じなんですけど、どんどん慣れてきて甘えてくる猫自体も可愛いですけど、他人にはビビってなかなか近づけないけど、家族だけは甘える、という特別感が加わって、更に可愛さを増しています。
相手を可愛く思うのに、恋愛も性愛も必要ありませんし、誰だって特別な相手になれるわけです。
私たち夫婦はまったく複雑なことはしていません。
「相手を思いやる」「感情のみで決断しない」「些細な事でも感謝を伝える」「筋の通っている事は素直に認める」「相手を否定しない」
といった当たり前の事をしているだけです。
特に「相手を思いやる」ということさえ念頭に置けば、そのあとに付けた言葉は自然と実行できます。
でもこれは特別二人で決めたわけではなく、お互いが自然と気を付けていただけです。
それだけお互いがお互いを大切にしたいという気持ちが同じだったんだと思います。
はい、以上です!
質問者様にまだまだ聞きたい事があるようなので、ぜひとも遠慮なく他の質問もして頂けたらと思います。
質問者様の本文にあった、他者とのイメージの共有は、「私たち夫婦のような」という漠然としたイメージではなく、それをベースに自分にしっかりとしたイメージが存在しない限り、他人に伝えることは不可能です。
自分自身の価値観と向き合って、書き出したり、とにかく言語化をしてみたらいいかもしれません。
相手にうまく伝わってないと感じた時に「それでもいいや」と思うか「自分の伝え方が下手だしな」と思うか「価値観が合いそうにないな」と思うかでも、相手への好感度も自覚できますし、その価値観がどれだけ大切だったかも自覚できます。
言語化を諦めないこと、何度だって考えること、試してから変更してみること、など、行動続けることが大切です!
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