質問『コミュ障過ぎてTwitterですら友達がつくれないんですけど何かきっかけづくりとかありますか?』
質問
コミュ障過ぎてTwitterですら友達がつくれないんですけど何かきっかけづくりとかありますか?
質問箱から頂きました!
目次
結論
結論から書きます。
Twitterなど、不特定多数に対しての場合
・相手にメリットを提供する
ファンや同志に対しての場合
・同じ土俵に立つ
です。
相手にメリットを提供する
こちらは、私で言うなら『幸せな夫婦生活』という情報を提供しています。
それに共感して下さっている人たちが、話しかけてくれています。
有益かは人それぞれですが、負の感情であれ、何かを私に感じてくれているからこそ、お声がけくださっています。
漫画という手法で、より分かりやすく発信できることも、強みだと思います。
自分の強み、自分が発信できるような知識、自分の飼っているペット、自分の経験など。
可愛いペット写真、癒やされますよね。
知らない知識、面白い作品、知った時感動しますよね。
エッチな絵、ありがたいですよね。
なんでもいいので、見てくれる人に何かを感じてもらえるものを提供すれば、自然と交流に繋がります。
それが、自分の好きなものであればあるほど、自分と似た価値観を持った人が集まりやすいので、すぐに仲良くなれる傾向があると私は感じています。
『Twitterですら』と質問に書かれていますが、Twitterこそリアルよりも興味を持ってもらうのは難しいと思います。
同じ土俵に立つ
私がなぜ、Twitterを本格的に開始したかをお話します。
私はBLが好きです。いわゆる腐女子です。
結婚してからしばらくは、読み専で、漫画どころか絵を描くこともしていませんでした。
しかし、 2013年にPixivのランキングにあった創作BL漫画を読んで衝撃を受けました。
まだその頃は知識も乏しく、二次創作しか見たことがなく、オリジナル作品のBL漫画を商業BLでしか読んだことがありませんでした。
商業BLでしかオリジナルBLは見られないと勝手に思い込んでいたのです。
そこで初めて「創作BL」というジャンルを知り、のめり込んでいきました。
すぐに創作BLタグを漁り、素敵な作品を読みふけりました。
凄い世界が存在している!
と、とても感動したのを覚えています。
そこで三人、気になる創作BL作家さんができ
「この人達とお近づきになるにはどうしたらいいんだ!?」
と、私はすぐさま考えました。
作ってはいたものの、リアルの知り合いしかフォローしていないTwitterのアカウントがありました。
当時まだ赤の他人と繋がったことのない私は、勇気を振り絞って初めて知らない人をフォローしました。
すると、神三人ともからフォローが返ってきてしまったのです。
やべぇえええええ!!!!!
喜びより焦りました。
フォローさえ返ってこなければ、認知されなくても、最低限嫌われることはないという安全地帯にいられるわけですが、繋がってしまった。
認知されて嬉しい反面、マイナス印象を植え付ける危険性ができてしまった。
私はどうしてもその事態を避けたいと考えました。
ただの専業主婦で、全く創作BLにも詳しくない、面白みもなんにもなければ、きっとすぐにリムられてしまう。
せっかく繋がれたのにこの機会を無駄にするのか?
「私も描くしかねぇ」
そう思いました。
オリジナルBL漫画なんて描いたことないし、絵も全然描いてなかったし、技術なんて持ち合わせていない。
絵は下手だが、それでもせめて同じ土俵に立たねば、ろくに会話もできないと私は思いました。
創作している人達と共通の話題を持つなら創作するしかないじゃないですか。
すぐさまネームとかも何もなく勢いで漫画を描き始めました。
今まで読んだ創作BLは圧倒的に高校生が多かったのでとりあえず高校生という所だけは最初に決めました。
キャラ設定なんてせず、とにかく1コマ描いて、2コマ描いて、その場でなんとなく違う髪型を描いてキャラを増やす。
「性格があとで変わるのは商業でもよくあることだ」
と自分に言い聞かせて描き進めました。
「内容も浮かんでないけど、きっと描けば浮かんでくるはずだ」
私はとにかく行動派だった。
頭で考える時間が惜しかった。
描かなきゃ進まないけど、描けば進む。
描いてみて、面白くないと思った段階で捨てられるのが、趣味の創作BLという世界だ。
とりあえず描くという意思だけでも誰かに見てもらえれば。
そう思って、SAIで直線を引く方法も知らなかったが、どうにか漫画の1ページ目を完成させた。
※SAIとはペイントソフトです。描きやすいし安価だし最高です。
SYSTEMAX Software Development - ペイントツールSAI
とりあえず1ページは描けた。(この時27歳です)
1ページ、漫画をTwitterにアップしたら、なんとその神達がふぁぼってくれたんです。
ヤバくないですか???
あの時の興奮は一生忘れないでしょう。
それから1日1ページ、出来る限り描き続けました。
その熱い気持ちだけで描いた作品が『麻雀BL』です。
2013年、今からもう5年前……がむしゃらに描いた作品です。
この作品では特にBLにまで発展していないので安心してください。
いざ、ある程度ページがたまって、Pixivに投稿したら、ブクマしてくれる人が沢山いました。
二次創作で投稿をしたことも過去にはありましたが、ブクマされることはあまりなく、創作BLで初めて100、500、1000とブクマ数が増えていきました。
ちょっとずつ絵もマシになってきました。(30歳です)
麻雀BLを投稿してから、読んでくださった人がTwitterをフォローしてくれました。
身内しかいなかったアカウントが、気がついたら創作BL好きの人達で溢れていました。
そこで知り合った沢山の人と会いました。
友達と呼べる人が沢山できました。
会ってなくても、仲が良いと思える人が沢山います。
私の実録漫画に出てくる友達は地元の友人という注釈がない限りは、ほとんどがこの創作BLをキッカケに知り合った人達です。
最初にフォローした3人の神とも、スカイプ通話できるようになりました。
直接お会いした人も勿論います。当然ですがみんな若い!
サイトでたまに描いていた実録漫画が好きだと言う人がいて、2014年にTwitterにも実録漫画を載せたことがきっかけでこうして私はエッセイ漫画家になりました。
相手が好意的である前提
何か、作品でも写真でも言葉でもいいですが、炎上芸人でもない限り、基本的には発信したものを見てくれて集まってくれる人は好意的であることが多くなります。
作風によってはその限りではありませんし、ヲチ対象ということもあるかもしれませんが、そういうことをいちいち気にする人はまずネットに向いてないと思います。
特に創作ジャンルは、作者が神なので攻撃されることは少ないように感じます。
そういう点で、まず接触してくれる人達が自分にプラスの感情を抱いていることが前提と考えても良いと思います。
それだけでもかなり交流が楽だと思いませんか?
「私の作品が好き・興味がある」という前提があると思うだけで、こちらも接しやすいですし、相手に作品があれば、こちらも読んでより相手を知ることができます。
作品が名刺代わりになっています。
それだけでかなりのきっかけになります。
リアルは大変
リアルでの人付き合いは、正直面倒です。
相手が何を好きかも分からない、相手がどんな人なのかも分からない、ゼロの状態から相手を知ろうと思うってかなり苦痛じゃないですか?
興味ねーもん。
人好きで、人に興味のある人には無縁かもしれませんが、私には無理です。
プライベートでは友達は多くありません。
話の合わない人に興味が持てないし、基本的には完全に塩対応というやつになってしまいます。
旦那にも「君の興味ない態度があからさますぎて酷い」と言われるくらいには酷いです。
その点、オタク(適切な表現ではありませんが、この場ではアニメやゲームや漫画が好きという意味合いで使用させて頂きます)だと認識できれば、切り口が見つかるので、スムーズに会話ができるようになります。
逆に言えば、その切り口がない相手はいないものと認識してしまう傾向があります。
なので、オタク趣味のある人から見た私と、そうでない人から見た私は全く印象が異なると思います。
一応、大前提として私は接客業をずっとアルバイトに選んでいたくらいには接客が好きです。
遊園地・飲食・ドラッグストア・カメラ販売などをしていました。
他人とのコミュニケーション自体は得意な方ですが、それは勿論仕事であって、お金を貰っている以上、最高の接客をしようと思うからであって、プライベートではそうではありません。
Twitterの活用方法
最初に
『Twitterですら』と書かれていますが、Twitterこそリアルよりも興味を持ってもらうのは難しいと思います。
と書きましたが、自分から発信できるものさえあれば、リアルよりもよっぽど友達をつくったり、他人に興味を持ってもらうのは簡単です。
リアルでいきなり初対面に漫画を見せてくる人間なんて恐怖ですよね。
でもネットなら初対面の人が作品をいつの間にか見てくれているんです。
Twitterは自分の強みを他人が興味を持ってくれる場です。
強みがないならつくりましょう。
趣味なんて何歳からでも始められます。
私はいつもやったことないならやればいいだけじゃん!と思ってすぐに何でも挑戦します。
何かを始めたという報告でもつぶやけば、ちょうど始めた同じような人が声をかけてくれるかもしれません。
リアルでもネットでも、なんの行動もせずに友達ができることはありません。
人付き合いが苦手ならば、苦手でも楽できるように、人が集まってくる特技を持つ。
それも難しければ、もっと簡単なのは『人の良い所を見つけて褒める』ことです。
何もないなら褒める
褒められても耳を貸さない人はいるでしょう、その言葉を信じない人もいるでしょう。
それでも関係なく、良いものを良いとどんどん発信するのです。
胡散臭いと思われるなら、胡散臭くならないような言葉選びを身につければいいのです。
沢山褒めてくれる人は『ファン』として認知されやすいです。
褒めたり、感想をくれたり、その回数が多いと自然と交流が深まると思います。
実際私にもめちゃくちゃ褒めてくれる人がネットにいます。
新作を出す度に長文感想をくれるとか、ファンアートを描いて定期的に送ってくれるとか、PixivFanBoxで直接的に支援してくれるとか。
そういう人がいるだけで「この人が生きてるうちは頑張ろう」と思えるくらいありがたい存在です。
いつも愚痴や悪口を言う人よりも、いつも良いところを探して褒めている人と仲良くなりたいと思うはずです。
最初は慣れないかもしれませんが、意識してみると、本心から「すごい」「いいな」と思える事がふと見えるようになります。
相手を気持ちよくさせる、それがまず人付き合いの第一歩だと思います。
友達といえど、利害がないと長期間は友情が成立しないと私は考えています。
友達になると、足切りラインが甘くなるだけで、最終的には自分に不利益になって耐えられなくなったら友情はなくなるものだと思います。
それは恋人でも伴侶でも同じです。
「褒める」は生活でなかなかしてもらえないものです。
好きな作家を褒めたり、気になった人の意見に賛同したり、そういう事をメインにしていくといずれ人が集まってきます。
そこから、自分を利用したい相手なのか、純粋に気が合う相手なのかを、自分で選んでください。
残った人が友達となるはずです。
もし本気で友達が欲しいなら、試してみてください。
褒めについて描いた漫画です。
めちゃくちゃ長く書いてしまいましたね。
質問ありがとうございました!
ではでは!